この記事でわかること
- 辛い食べ物がアトピーに与える影響
- 硬い食材は肌への刺激につながる
- 汁物や麺類の注意点と食べ方の工夫
アトピー体質の方にとって、日々の食事は体調や肌の状態に大きく影響します。
「炭水化物を控える」「小麦を避ける」「野菜中心の生活」など、世の中には様々な健康法が溢れていますが、最終的には自分の体との相性がすべて。
筆者もあれこれ試しながら、無理せずストレスのない食生活を心がけています。
この記事では、筆者の体験をもとに「食べることで強い痒みを引き起こすことがあった食品と注意点」についてご紹介します。
辛い食べ物が痒みを引き起こす理由
唐辛子系の辛い食べ物には「カプサイシン」という辛味成分が含まれており、これが発汗や体温上昇を促します。
この体温の上昇や発汗は、アトピー体質の方にとっては痒みを引き起こす大きな要因となるのです。
とはいえ、辛い食べ物は魅力的。筆者も定期的に欲してしまうため、食べたいときは以下のような対策をとっています:
- 食事前、食中に首筋や脇を冷やす
- 保冷剤を包んだ清潔なタオルで汗をこまめに拭く
- 痒みが爆発しないよう心身の状態を整えておく
“食べることで痒くなる”か、”我慢してストレスで痒くなる”か。究極の選択のようですが、対策次第で両立も可能です。
辛い食べ物自体は代謝をアップさせる効果もあり、健康に良い面もあります。疲労回復や育毛にも効果があると言われています。また塩味を感じやすくなるとも言われ、塩分の取りすぎを防ぐことも期待できます。摂取バランスを考えながらうまく付き合っていきましょう。
そういえば昔、東京に住んでいる時に蒙古タンメン中本の北極という、それはとてもとても辛いラーメンにチャレンジして泣きながら食べたことを覚えています。人生で後悔した出来事は少ないのですが、あの時は調子に乗って注文した自分を後悔しました。
硬い食べ物は小さくカットして刺激を減らす
アトピーが顔に出ている場合、咀嚼や口の開閉といった動きで顔の皮膚に刺激が加わり、痒みやヒリヒリ感を引き起こすことがあります。
特に大きなハンバーガーや硬いパン(例:バゲット)は要注意。
皮膚が再生中のタイミングや脱ステ・脱保湿の初期には、肌が敏感になっているため、裂けやすくなっています。
対策としては:
- 一口サイズにカットしてから食べる
- 顔を大きく動かさずに食べられる形状に工夫
- 食後の保湿やクールダウンを忘れずに
「食事は楽しむもの」。私なんかは食べるために生きていると言ってもいいぐらい食べることが大好きです。これを制限されたらストレスでどうにかなってしまいます。
痛みや不快感が残らないよう、食べ方にちょっとした工夫を加えましょう。
スープ・麺類の跳ねに注意!
汁物や麺類も意外な落とし穴。特に熱いスープが顔に飛び散ると、ダメージが大きいです。
アトピーで炎症のある皮膚は水分に弱く、特に調味料や油分が混ざったスープが付着すると、痒みと痛みが一気に悪化することも。
筆者は子どものおしりふきで顔を拭いていた時期もありますが、やはり予防が最優先です。
対策として:
- ゆっくり丁寧に食べる(特に麺類)
- 食前にタオルやガーゼをスタンバイ
- 食後すぐにやさしく顔を拭く
食事中も慌てず、美味しそうな料理が出てきても、ガッつかず、あくまでクールに落ち着いてお召し上がりください。 忙しい世の中ですが食事の時間を十分に優雅に摂りましょう。
落ち着いて過ごすことで肌トラブルを防げます。
まとめ
アトピーに悩む方にとって、「何を食べるか」だけでなく「どう食べるか」もとても重要です。
- 辛いもの:食前・食後の対策をすればOK、量に気を付けて
- 硬い食べ物:小さくカットして口元への負担を減らす
- 汁物や麺類:飛び散りに注意、食後のケアも大切、丁寧に優雅に食べよう
無理な我慢ではなく、ちょっとした工夫で日々の食事を楽しく、快適に。
みなさまの食生活が少しでもストレスの少ないものになりますように。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
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