🎸 クラシックギターの右手練習|弦を”滑らせて”奏でよう
🎯 この記事でわかること
- 弦は「滑らせる」「通過させる」イメージで弾こう
- 単音を弾くには2つの基本技法がある
- まずは人差し指と中指で交互に弾く練習から
はじめに
こんにちは、パパけんじです。
今回は「利き手で音を出そう」というテーマで、クラシックギターにおける右手(弾く手)の基本動作を解説します。
※ 本記事では右利きの場合を前提に説明しています。左利きの方は読み替えてご覧ください。
1. 弦は「滑らせる」「通過させる」イメージで
初心者のうちは、どうしても弦を引っ張ったり引っ掛けたりして音を出そうとしてしまいがちですが、
正しい奏法は 弦を「滑らせて通過させる」ような動き です。
弾いたあとの指は、力を抜いて自然な構えに戻すのがポイント。
- 弾く瞬間だけ力を入れる
- そのあとはスッと脱力して元の位置へ
この“脱力感”が安定した演奏につながります。
2. アポヤンドとアル・アイレ:2つの基本技法
クラシックギターには、代表的な2つの右手奏法があります。
🎵 アポヤンド(押しつけ奏法)
- 弦を弾いたあと、次の弦にもたれかける動き
- 力強く芯のある音色が出せる
- 初心者がフォームを覚えるのにおすすめ
🎵 アル・アイレ(空中奏法)
- 弦を弾いたあと、そのまま空中に指を戻す
- 軽やかで柔らかな音色が特徴
- 隣の弦の振動を止めにくく、ソロ演奏に向いている
まずは アポヤンド から練習して、しっかりとした音作りを目指しましょう。
3. 人差し指と中指を交互に使ってみよう
クラシックギターでは、右手の指を交互に使うことが基本です。
まずは人差し指(i)と中指(m)で交互に弾く練習から始めましょう。
練習のポイント
- ゆっくりしたテンポでOK
- はじめは”第一関節”よりも”根元の関節”を意識して動かす
- 慣れてきたら、指全体を滑らかに使えるように
🎵 爪の長さにも注目!
- 爪が指先からほんの少し出るくらいが基準
- 毎回の練習で音が変わらないよう、一定の長さを保つことが大事
4. 親指の練習にもチャレンジしよう
人差し指&中指に慣れてきたら、次は 親指(p) の練習を取り入れてみましょう。
親指は、低音や伴奏を支える重要な役割を持っています。
親指の弾き方のコツ
- 指の根元から弦を滑らせるイメージ
- テンポが速いときは、手首の回転をうまく使うと負担が減る
親指の使い方が安定してくると、演奏全体が引き締まります。
5. 楽しく続けるために:基礎練習のすすめ
基礎練習は地味に感じるかもしれませんが、続けていくうちに
- 「綺麗な音ってこうやって出すんだ」
- 「この指の動きが速くなると演奏しやすくなる」
といった気づきが増えてきます。
自分のゴールやスタイルに合わせて、無理のない範囲でコツコツ続けていきましょう!
まとめ|右手の動きでギターの音は変わる!
- 弦は「滑らせて通過させる」イメージで弾こう
- アポヤンドから始めて、指の動きを身につけよう
- 人差し指・中指・親指の基本練習を日々の中に取り入れよう
右手の動きひとつで、ギターの音色は大きく変化します。
あなたの手から生まれる音が、日々の暮らしをやさしく彩ってくれますように。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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