この記事でわかること
- 保存状態の良い古酒(オールドボトル)の見極め方
- おすすめの古酒の選び方【見た目・中身・色】
- 初心者でも失敗しない古酒の購入ポイント
皆さん、こんにちは。
夏の蒸し暑さにやられている筆者ですが、最近買ったハンディ扇風機とネッククーラーが大活躍しています。
さて今回は、「古酒(オールドボトル)の選び方」についてご紹介します。
古酒といっても「大丈夫?お腹壊さない?」「どれを選べばいいの?」と疑問や不安がある方も多いかもしれません。
筆者はこれまで100本以上の古酒を購入してきた経験があります。
そんな私の視点から、初心者でも美味しい古酒に出会うためのコツをお伝えします。
今回のテーマは「ブランデー」と「ウイスキー」に絞ってご紹介します。
古酒の魅力とは?なぜ今、注目されているのか
古酒の魅力は大きく3つあります。
- 希少な原酒を使用している
- 今では手に入らない風味が味わえる
- 現行品よりも価格が安く手に入ることも
特に、ジョニーウォーカー黒ラベル(ジョニ黒)やホワイトホース、オールドパー、シーバスリーガル12年などの銘柄は、昔のものと今のものでは「まるで別物」と言われるほど風味に違いがあります。
古酒は、街の酒屋さん、リサイクルショップ、ネット通販、フリマアプリ、オークションなどで入手可能です。ですが、状態によっては美味しくないどころか、飲めないこともあるので注意が必要です。
古酒の選び方①|ボトルの見た目が綺麗なものを選ぼう
古酒選びの第一歩は「見た目チェック」です。
ポイント:ボトルが清潔で美しく、ラベルが焼けていないこと。
保存状態が良い古酒は以下の条件を満たしています。
- 直射日光を避けた暗所保管
- 温度・湿度が一定
- 縦向きで保管されている
横向きに長期間置かれていたブランデーやウイスキーは、**コルクが劣化し「ひね香(ひねか)」**と呼ばれる埃っぽい、あるいはカビ臭いにおいが出ることがあります。
これは、本や体育倉庫のような臭いで、風味が大きく損なわれてしまいます。
紫外線によるダメージはラベルやキャップの劣化にも表れます。
ラベルが日焼けで茶色くなっていたり、剥がれていたりするボトルは避けた方が安心です。
古酒の選び方②|中身が減っていないものを選ぼう
見た目は綺麗なのに、ボトルの中身が減っているものは要注意。
未開栓でも中身が減っている場合、以下の可能性があります。
- コルクの劣化による揮発
- 横置きによるアルコールの漏れ
- 密封性の低下による酸化
このようなボトルはひね香が発生している可能性が高く、味や香りの品質が大きく劣化している恐れがあります。
購入前に**「どの位置まで液面があるか」**をしっかり確認しましょう。
古酒の選び方③|色の変化や澱(おり)に注意しよう
色も大事な判断材料です。
- 通常よりも色が濃すぎる、黒っぽい → 日焼け or 酸化
- ボトル底に澱(おり)が大量にある → 味の変質リスクあり
澱が少しある分には大丈夫ですが、多すぎる場合は劣化している可能性があります。
見分け方として、フリマアプリやネットで同じ銘柄を検索し、色味を比較するのがおすすめです。
澱が多いボトルを購入した場合は、コーヒーフィルターなどで濾してから飲むことで風味の雑味を軽減できます。
まとめ|古酒選びは「目・鼻・感覚」が大事
いかがでしたか?
古酒(オールドボトル)は現行品では味わえない魅力があり、上手に選べばコスパも抜群です。
一方で、保存状態によって味が大きく変わる繊細な存在でもあります。
✅ 美味しい古酒を選ぶポイントまとめ
チェック項目 | 理由 |
ボトルが綺麗か | 保存環境の良さを示す |
中身が減っていないか | 密封性の維持が重要 |
色や澱の有無を確認 | 味の劣化リスクあり |
オールドボトルとの一期一会の出会いを、ぜひ楽しんでくださいね。
ただ、はずれを引くかあたりを引くかわからないギャンブル性もオールドボトルの面白いところでもあります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
皆様の古酒ライフが素晴らしいものになりますように。
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