この記事でわかること
- 中古ギターを選ぶメリット・デメリット
- 中古ギターを購入する際の注意点
- 失敗しない中古ギターの選び方
皆さまこんにちは!
音楽、楽しんでいますか?ギター歴10年以上、中古・新品両方を愛用してきた筆者が、中古ギターの魅力や注意点、購入方法までを徹底解説いたします。
これからギターを始めたい方も、買い替えを検討している方も、この記事を読めば中古ギター選びで失敗しないヒントが見つかるはずです。
中古ギターのメリットとは?
① 価格が安くコスパ抜群
中古ギター最大の魅力は、なんといっても価格の安さです。
楽器店では定価の5〜8割程度、ネットでは3〜6割程度で購入できることが多く、予算を抑えたい初心者に最適です。
ただし、あまりにも安すぎる場合は「訳あり品」の可能性もあるため注意が必要です。
✅ 目安:2000年代のギターは状態が安定していておすすめ。70年代以前のものは音は良いがコンディションに要注意。
② 気軽に使えて取り扱いがラク
すでに傷や使用感のある中古ギターは、気を使いすぎず持ち運べるのが魅力。
特に部活やグループ活動で練習場所が限られる場合、多少のぶつかりや擦れも気になりません。
また子持ちのご家庭でちょっとギターを弾きたいという時も精神的な負荷が低いです。
「多少の傷ならもうあるから大丈夫、思いっきり弾ける」——これは精神的に大きなメリットです。
③ 音や構造が落ち着いている
新品のギターは時間とともに木材が落ち着き、音が安定してきます。
中古ギターはすでに経年変化を経ているため、音の個性がはっきりしていることが多いです。
また、新品時には見抜けない「塗装の白濁」などのリスクも、早ければ10年、20~30年経過していればすでに現れており、状態が確認しやすいのも利点です。
中古ギターのデメリットと注意点
① ネックのそり・弦高の確認が必須
経年変化で最も注意したいのがネックのそりです。
12フレット地点で3.5〜5mm以内、調整幅1mm以上が目安。ソロ演奏がメインの場合は弦高は4mm前後が理想です。アンサンブルや合奏の場合は4mm後半でも大丈夫です。
見るからに反りが大きいものや「逆ぞり」しているギターは修理が必要になることが多く、追加費用が発生します。
② 汚れ・傷のチェックポイント
中古ギターは当然ながら使用感があります。
特に以下の3点は必ずチェックしましょう。
- ペグ(チューニング機構)
→ 交換費用がかかる/演奏のたびに必ず触る部分の劣化=長期間未使用のサイン。他の部分も不具合がないか要チェック。 - ネック裏
→ 親指があたる部分なので傷があると弾き心地に違和感あり - 表板(ボディトップ)
→ 見栄えの問題。ライブや演奏会で気になることも
③ 匂い・保管状態に注意
古い中古ギターには、保管中のニオイ(タバコ・防虫剤など)が染みついていることがあります。
できれば現物を手に取って確認するか、出品者に質問しましょう。
ネット購入の場合は、ラベルの変色・内部の木目の状態などから判断します。
中古ギターの購入方法とコツ
✅ 実店舗で試奏するのが安心
理想は、楽器に詳しい人と一緒に店舗で試奏して選ぶこと。
中古と新品を比較して、自分に合った1本を見つけられます。
✅ ネット購入の場合は情報を精査
ネットで購入する場合は、以下の情報が揃っている出品者を選びましょう。
- 複数枚の鮮明な写真(ネック・ボディ・ペグ・ギターラベルなど)
- コンディションの詳細説明、調整状況の有無
- ショップまたは出品者がギターの扱いに慣れているか
可能なら「返品可」や「調整済み」と明記されたものが安心です。
まとめ:自分の価値観に合ったギターを選ぼう
中古ギターには価格の安さ・音の熟成・扱いやすさといった多くの魅力があります。
もちろん、新品のギターにも良さがあり、どちらが正解ということはありません。
最も大切なのは、自分の価値観と演奏スタイルに合った1本を見つけることです。
🎸 最後に
これからギターを始める方も、買い替えを検討している方も、あなたにとって最適なギターと出会えますように!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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