クラシックギターの魅力については以前の記事でもお伝えしましたが、今回は**「どうやって楽しみ続けるか」**に焦点を当ててみたいと思います。
新しい趣味を始めても、気づけばフェードアウトしていた……なんて経験、きっと誰にでもありますよね。
でも、せっかく出会ったギターという趣味。ちょっとした工夫で、長く楽しく続けられる可能性があります。
本記事では、私自身が実践している「クラシックギターを楽しむための3つの秘訣」をご紹介します。
1. 気軽に弾く。まずは「触るだけ」でもOK!
ギターが長続きしない最大の原因は、ハードルが高くなりすぎていることかもしれません。
「今日こそ30分練習するぞ」
「この曲を完璧に弾けるようにならなきゃ」
……そんなふうに意気込むと、逆に気が重くなってしまいますよね。
だからこそ、まずは**「弾こう」より「触ろう」**という意識が大切です。
日本人によくある完璧主義はやめましょう。そもそも演奏は部分を切り取って完璧を目指すととても苦しいものになります。ドラマなどでもクラシックピアノやバイオリンでそのようなシーンがありますよね。
でも趣味は楽しんでなんぼの世界なので、このフレーズがうまくいった、速弾きの部分ができた、など全体の中でうまくいったことを認めていきましょう。
こんな工夫がおすすめです:
- ギターケースを半開きにして、すぐに取り出せる状態にしておく(※飛び出さないようにね)
- ギタースタンドに立てかけて、目につくところに置いておく(※倒れないようにね)
- 「1分だけ磨く」「状態チェックだけする」などの小さな接点をつくる
物理的にも心理的にも、ギターとの距離をぐっと縮めてあげることで、自然と手が伸びやすくなります。
ケースに眠りっぱなしぐらいであれば多少傷がついても弾いてもらいたい、触ってもらいたいというのがギターの本音だと勝手に思っています。(笑)
2. 自己肯定感を育てよう。比べなくていい
クラシックギターは、すぐに上手くなるものではありません。
焦らず、コツコツと積み上げることが大切です。
とはいえ、
「全然上手くならない…」
「SNSで見たあの人と比べて、自分はダメだな…」
そんなふうに落ち込んでしまうこともあると思います。
でも大丈夫。ギターは続けていれば、誰でも必ず上達します。
もちろん才能もありますがハマる才能、続ける才能にたけた人がうまくなっていくと思います。
自己肯定感が低くなりそうなときは、
- オンラインのギター仲間を見つけて励まし合う、レベルや経験が近くてもいいですし、うまい人にアドバイスをもらう形でもいいと思います。
- 昨日よりもスムーズにコードチェンジできた、きれいな音を出せた、など自分の小さな成長を見つける
こうした工夫が気持ちを保ってくれます。
誰かと比べる必要はありません。あなたのペースで、あなたの音を楽しんでください。
3. 継続が上達への近道!習慣化のコツは“週4日・3ヶ月”
ギターの楽しさは、「弾けるようになること」にも直結しています。
そして、弾けるようになるためには継続が鍵。
心理学や習慣化の研究でも、「週に4日以上・約3ヶ月」が習慣化の目安とされています。
私自身も、この頻度を目安に取り組んでいます。
続けることで、
- ギターへの愛着がわいてくる
- 指が自然に動くようになってくる
- 音が“育つ”のを感じられる
このように、楽しさがどんどん増していく好循環が生まれます。
仕事をしながら週4日はきつい。。。と思うのですが1分でいいです。ボディに触れるだけでも弦を磨くだけでも、試してみてください。
まとめ:ギターとの時間を、自分だけの宝物に
クラシックギターを楽しみ続けるためには、
- 気軽に触る習慣をつくること
- 人と比べず、自分を認めること
- ほんの少しずつでも、続けること
この3つがとても大切だと感じています。
上手くなることも大切ですが、楽器や音色を楽しむ時間やその過程こそが、ギターの本当の魅力だと思います。
今日もギターとちょっとだけ向き合ってみませんか?
きっと、あなたの生活が少しだけ豊かになります。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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