この記事でわかること
- ギターは「上手くなる」以外にも魅力がたくさん
- ”楽しい”が大切、自己流アレンジで遠回りも◎
- 素直な気持ち没頭して“楽しむ”ことが一番の上達法
「自己流=NG」じゃない!ギター練習に自由を
「練習はお手本通りに、正確に」「自己流は事故のもと」――
そんなフレーズをビジネス書や成功法則系の本で見かけたことがあるかもしれません。
自己流は事故のもと、といったダジャレのような格言もあるかと思います。
たしかに型を守ること、基礎を大切にすることはとても重要。
でも、ギターの目的が“楽しむこと”であれば、自己流のアレンジこそが続けるコツになることもあります。
ギターに限らず趣味においては、まず“心から楽しむこと”が一番大切なのではないでしょうか。
【体験談】自己流ギターで心に残った感動の演奏
大学時代、OB・OGの方々とコンサートを開催するという貴重な機会がありました。
その企画を進めていくなかで、あるOBの方が「タイタニックのテーマ曲をギターソロで演奏する」という曲目が決まりました。
当日、その方はなんとリハーサルなしで本番へ。
「どう弾くんだろう…」とワクワクしていた私は、演奏が始まった瞬間に衝撃を受けました。
まず持ってきたのは、風呂桶のようなユニークな足台。
演奏が始まると、BGMが流れ、ギターで主旋律を弾き始めるスタイル。
技術的に驚かされたというより、その人自身が本当に楽しそうに弾いていたんです。
それが観客としての私の心に、今でも強く残っています。
この体験から私は、「音楽に正解はない」「うまく弾くだけがすべてじゃない」「自由に表現していい」と心から感じました。
【楽しむ=上達】趣味は“はなまる”が出れば大成功
ギターに限らず、趣味には「正しいやり方」が求められることもあります。
しかし、それが時に“楽しむ気持ち”の障害になることも。
- コードより単音が好き
- ゆっくりより速い曲が楽しい
- 決まった練習メニューより、自分流のルーティンでやりたい
こうした“自己流”こそ、長く続けられる・楽しめるコツになります。
それはただの自己満足ではと突っ込まれそうですが、そうです、自己満足です。
趣味は自分を満足させるためにやるものだと思います。その行いが著しく人や社会の迷惑になっていなければ問題ないですし、役に立っていたり他の人をハッピーにさせることができればそれ以上の喜びはないでしょう。
大切なのは、「自分が楽しんでいるかどうか」。
誰かに評価されなくても、自分が満足していればそれで“はなまる”なのです。
【オススメ】エア演奏でギターを楽しもう
どうしてもやる気が出ないときや、練習する気力が湧かない日ってありますよね。
そんなときにおすすめしたいのが「エア演奏」です。
YouTubeや音源を流して、それに合わせてギターを持って演奏するフリをするだけ。
音を出しても良いですし、弦とブリッジの間にタオルなどを挟んで消音して弾くのもおすすめ。
恥ずかしいと思いましたか?
でもこれは私にとっては立派な“練習”です。
指の動きやフォームの確認にもなるし、なにより楽しい!
ぜひ「こんなので効果あるの?」と思わず、一度試してみてください。
そもそもエアギターには世界大会もありますから。
【まとめ】あなたにとっての“ギターの幸せ”を大切に
「練習はこうでなきゃ」「上手くならなきゃ意味がない」
そんな風に思っていた時期もありましたが、今は違います。
- ギターを通して気持ちが軽くなった
- 音に癒された
- 新しい発見があった
こうした小さな感情の積み重ねこそが、ギターと過ごす素敵な余白の時間で、生きる時間の本当の価値ではないでしょうか。
上達を目指すのも、音楽に浸るのも、日常の癒しにするのもすべて自由です。
あなたのペースで、あなたらしく、ギターライフを楽しんでください。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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