この記事で分かること
・上手くなること、だけじゃないギターの魅力
・遠回りでも大丈夫、楽しむこと優先でギターを弾く
・素直な心でギターを楽しもう
さて今回の記事は練習を自己流にアレンジと題しました。
ビジネス本などを読んでいるとお手本をそのままパクった方が上手くいく、自己流は事故のもとといったダジャレのような格言もあるかと思います。
ここはギターや楽器に対して求めているものによって変わってくると思います。
【学生時代の衝撃体験】
当時学生だった頃、衝撃の体験をしたことがあります。
大学のOBの方と共同で演奏会をするという企画がありました。
曲目を決めていく中でOB側の代表者の方が演奏項目をタイタニック曲をソロで弾く、ということが決まりました。
どうやって弾くんだろう、と楽しみにしていました。
コンサート当日、その方はリハーサルをされずに本番を迎えることに。
ますます楽しみが湧きます。
私も曲を演奏したと思うのですが、覚えていません。
が、この方が演奏した記憶は鮮明に覚えています。
序盤で演奏を終えた私は途中から観客側の席に座ってコンサートを楽しんでおりました。
(呑気なものです。ステージマネージャーの方いつもありがとう。もちろん手伝えることはやります!)
そしていよいよ待ちに待った最終曲、タイタニックです。
まず驚いたのは演奏者は一見、風呂桶のような足台(姿勢を調整する台)を持ってきました。
これはタイタニックの世界観を表しているのかなと思っていると、演奏が始まりました。
なんと、BGMが流れてきたのです。
そして主旋律をクラシックギターで弾く、しかも完全に曲に入った状態だと感じるようなオーラ。
当時の私はどんな凄技が見れるのかと思っていたのですが、今振り返るとすごく奏者が楽しそうに弾いていて羨ましかったのだと思います。
そして、今も心のに残り続ける演奏として観客だった私に刺さっています。
ここから学んだことは難しいことをやることだけが演奏じゃない。色んな手段や魅せ方、楽しみ方があるんだ、音楽は自由なんだということです。
【まずは楽しむことができれば、はなまる】
趣味や仕事や家事などで、一度そこのことを勉強して知ってしまうと、他の誰かが新しくやるときに、やり方が違うとか、楽しみ方が違うとか、そういう使い方じゃないとか、おせっかい心が沸いてしまう時があります。
仕事などでチームでやって生産性を上げなければならない場合や家事で次の工程が止まってしまう場合は早めの対応が必要かもしれません。
しかし一方で趣味の場合はその人が楽しんで満足していれば、まずはokというか”はなまる”だと私は思っています。
練習もさまざまな基礎練習をやることが技術を伸ばすのには近道かもしれません。
ただ、そこにいきなり楽しさを感じることが難しいといったことがあるかもしれません。
私はコードを抑えることよりも単音を引くことの方が好きでしたし、ゆっくりしたスピードよりも早めのスピードの方が好きでした。(これは速いスピードの方が上手く聞こえる現象という効果もあるのですが)
あとはギターを弾くモチベーションが上がらない時に、とっておきの方法があります。
エア演奏というものです。
エアギターってあると思うんですけど、それの実際に楽器を使う版です。
曲を動画や音で流してそれに合わせて弾いてる感じで楽器に触るというのもです。
実際に音を出してもいいですし、自分の弾いた音が気になる場合は、ブリッジと弦の間にタイルを挟むことで消音してギターを弾くことができます。
結構楽しいので、騙されたと思って試してみてください。
そんなことばかりして上手くなるのかというご指摘もあるかと思います。
ただ、モチベーションは日によって上がり下がりするものです。
また誰もが上手くなることを最終目的とする必要もないかもしれません。
ご自身がギターでどのようなことを実現したいか、どういった感情を手に入れたいか、どういった時間を過ごしたいか、それを決めることが重要かもしれません。
皆さまが素敵な楽器ライフを過ごせるよう祈っています。
ここまでお読みくださりありがとうございました。
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