この記事でわかること
- オンラインで古酒(オールドボトル)を購入するときのリスク回避方法
- 陶器ボトルや遮光ボトルの注意点
- 液面や封のチェックポイント
皆さま、こんにちは。
オールドボトルを日々楽しんでいる筆者です。
前回の記事では【初心者向け】の古酒購入のポイントをご紹介しましたが、今回は少しレベルを上げて、**ネットでオールドボトルを購入する際の注意点【中級編】**をお届けします。
実店舗での購入に慣れてくると、「種類を増やしたい」「お気に入りのボトルをストックしたい」と思うようになり、ネット購入に手を出す方も多いのではないでしょうか。
ですが、**オンライン購入には“見えないリスク”**がつきもの。
しっかりポイントを押さえれば、失敗を最小限に抑えることができますよ。
1. 箱や袋付きでも必ず中身を確認してもらおう
「未開封」「箱付き」などと記載されていると安心してしまいがちですが、**本当に大切なのは“ボトルの中身の状態”**です。
理由:箱付きでも中身が劣化していることがある
- 製造時の締めが甘く、自然揮発や液漏れが起きているケースがあります
- 高級なオールドボトルほど箱が頑丈でシミが外に出にくいので注意が必要
✅ 対策
- 出品者に必ず箱から出してもらい、液面、色やラベル状態の写真を依頼しましょう
箱の状態だと横に倒したり、上に他のボトルを置いたりしやすいので中身の状態に逆に気を付けたいところです。濃い色の箱の場合は日光にあたると高温にもなりやすいです。
2. 液面が見えにくいボトルや陶器ボトルは「重量確認」が必須
陶器ボトルやフロストガラス、遮光ボトルなどは液面の確認ができません。
そのような場合は、必ず「総重量」を出品者に確認してください。
または写真の追加で液面を確認するようにしてください。
理由:外見では判断できない“中身スカスカ”ボトルも存在する
- 液面が見えない=中身の量が分からない
- 外見がきれいでも、中はスカスカ or 劣化でドロドロということも…
✅ 対策
- 同じボトル名でヤフオクを検索し、平均的な重量と比較する
- 個人的に、平均重量の70~60%以下であれば要注意です
3. フィルム・封の状態を細かくチェックしよう
オールドボトルは、長期保存によって封やフィルムが劣化していることが多々あります。
しかし、それが「ただの劣化」か「開栓歴あり」かを見極めるのが重要です。
注意したいポイント
- フィルムが破れている・明らかに貼り直されている
- 封やコルクが浮いている・ぐらついている
- コルクが折れていたり、隙間があり、差し直したような跡がある
詰め替えリスクも存在
- 一部の悪質な業者・個人が、中身を詰め替えて販売しているケースもあります
- 特に高価なボトルでは偽装リスクが高まるため注意
✅ 対策
- 封・フィルムの状態を高解像度で写真提供してもらう
- 出品者の「評価履歴」や「過去の古酒販売実績」も確認しましょう
✅コルクが折れていたらどうする?
実は、コルクが折れているからといって飲むのを諦めていませんか?
状態が悪いこともありますがあたりのこともあります。諦めないで。
👉 詳しくは下記の記事で解説しています:
▶️【保存版】オールドボトルのコルクが折れたときの開け方と対処法
まとめ:ネットで古酒を買うなら“見えない情報”にこそ注意しよう
ネット通販やフリマでのオールドボトル購入は、便利で種類も豊富ですが、「見えない情報」が最大のリスクでもあります。
本記事のチェックポイントまとめ
チェック項目 | 理由 | 対応策 |
箱から出してもらう | 箱だけでは中身の状態が不明 | 写真提供を依頼 |
液面 or 重量確認 | 陶器や遮光ボトルは液量不明 | 重量から推測 |
封・フィルム状態確認 | 開栓歴・詰め替えのリスク | 写真と出品者評価チェック |
いかがでしたか?
オールドボトルは「一期一会」。
出会いを大切にしつつ、後悔のない古酒ライフを楽しんでください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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