この記事でわかること
- 脱ステロイド・脱保湿で、仕事や生活に支障が出る可能性
- 家族と職場に状況を説明する大切さ
- 超重症状態を乗り切るためのアイテムリスト
皆さん、こんにちは。
今回は、脱ステロイド・脱保湿を始めようと考えている方々に向けて、休職に向けた準備を含めてお話しします。経験者の視点から、事前に知っておくべきポイントや準備すべきことをまとめました。
脱ステロイド・脱保湿の影響で生活が一変する
脱ステロイド・脱保湿を実行すると、個人差はありますが、身体中が痒くなり、肌がじゅくじゅくとした状態になります。そのため、通常の生活が難しくなり、仕事や家事ができなくなることが多いです。
私自身も、実行から3日後には会社に行くことができなくなり、休職せざるを得ませんでした。ですので、事前にこのような状態になる可能性を考慮し、休職の準備をすることが重要です。
家族と職場に事前相談を
脱ステロイド・脱保湿の影響は家族や職場にも及びます。家族には、家事や育児が難しくなることや、治療の意義を説明しましょう。また、職場には、病気の説明と治療のために休職が必要になる可能性を伝えると良いでしょう。
金銭面のやりくりを考慮しておくことも重要です。有給休暇や積立休暇がどれぐらい残っているか、傷病手当金がもらえるか、その額がどれだけ使えるか、事前に確認しておくことをおすすめします。また、休職には医師の診断書が必要になるため、理解のある皮膚科の受診を事前に行っておくと安心です。
私は阪南中央病院に通っていました。
https://hannan-chuo-hsp.or.jp/shinryoka/hifuka
ちなみに医師にも言われたのですが実施時期は秋や冬がいいと思います。
皮膚を乾かすことが基本になるので、症状がきつい時期を湿度が高い夏に迎えることはできれば避けたいところです。
回復する期間は個人差がありますがステロイドの使用期間と使っていた薬の強さに比例するとも言われています。私は5ヶ月ぐらいで職場復帰しました。もちろん完治ではありませんがなんとか仕事ができるぐらいには回復していました。
当時を振り返ると、なるべく早く職場復帰したいと焦っていました。もう少し治療に時間をしっかりとかけていれば、治療期間全体で考えた時にはもっと早く肌が良くなっていたかもしれません。
超重症状態を乗り切るためのアイテムリスト
以下は、私が脱ステロイド・脱保湿の治療中に役立ったアイテムです。
- 保冷剤:痒みが強い部分に当て、痒みを緩和します。タオルで包んで使いましょう。
- ガーゼ:じゅくじゅくした肌に貼り、再生を待つために使用。
- 布製の手袋:掻きすぎ防止に使用。特に寝るときに効果的です。
- 爪やすり:爪で肌を傷つけないようにするために使います。
- ウェットティッシュ:手の清潔を保つために便利です。手の甲もじゅくじゅくになり、濡らすと痛かったり痒くなってしまったりするのでウェットティッシュを使って手のひらの清潔を保ちます。
- 粘着コロコロ:落屑(皮膚のかけら)を掃除するために使用します。掃除機よりも気軽に静かに処理できます。
- 優しい手触りの衣類・タオル・寝具:肌への負担を減らし、回復をサポートします。綿100%のものがオススメです。Tシャツは裏返しに着ると縫い目が肌に当たらず肌へのストレスを軽減できます。
- 歩きやすい靴:運動も回復の重要なファクター。慌てなくて大丈夫ですので、運動ができる状態になったら散歩にトライしてください。
まとめ
脱ステロイド・脱保湿は長期戦ですが、しっかりと準備を整えることで乗り越えることができます。挑戦する際は、十分な準備を行い、健康な生活を目指しましょう。
些細なことの積み重ねが結果に大きく影響してきます。また脱ステロイド・脱保湿をしている時は不安になりがちですが打ち手が多くあれば心理的に少し安心することができます。
ご本人も、そばにいる方も含めて、アトピーで苦しい思いをされている皆さまの日常が少しでもよくなる事を祈っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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